テコハラ
概要
本人が自分のペースで進めている作業や物事に対して、周囲が良かれと思って過剰な手助けや改善案を押しつけてしまう振る舞いのことです。相手に悪気や敵意はなく、むしろ親切心や「テコ入れ」のつもりで行われるため、拒絶しにくいという特徴があります。
よくある場面
- 自分のやり方で資料を作成しているときに、同僚から「こっちのフォーマットの方が効率的だから」と勝手に手直しされる。
- 趣味の料理を作っている最中に、家族から「この隠し味を入れた方が絶対に美味しい」と調味料を投入される。
- 初心者の段階を楽しんで練習しているゲームについて、経験者の友人から効率的な攻略ルートや育成論を細かく指示される。
- 自室の模様替えをしている最中に、良かれと思って家族が動線を考慮したレイアウトに家具を配置し直してしまう。
気になるところ
アドバイスや支援の根底に善意があるため、不快感を示しにくく、当人が一人で試行錯誤する楽しみや主体性を奪われてしまう点にあります。結果として、自分のやり方を否定されたような小さな徒労感が残りやすくなります。
つきあい方
「今はあえてこの方法で試してみたい」と、結果だけでなくプロセス自体を楽しんでいることを事前に柔らかく伝えておくのが穏当です。相手の知識や親切を一度肯定した上で、必要な時にこちらから意見を求めると伝えることで、気まずさを避けられます。
観測レベル
★★★