ノチハラ
概要
事前の相談や確認の段階では「何でもいい」「任せる」と相手に委ねておきながら、すべてが決定した「後」になってから不満や要望を口にする振る舞いのことです。決定プロセスの段階では意思を示さず、結果に対してのみ注文をつけることで、主体的に動いた側に徒労感や気まずさを抱かせる日常の小さな摩擦を指します。
よくある場面
- 「何を食べたい?」という問いに「何でもいい」と答えた相手が、店に到着した後に「実は和食の気分じゃなかった」と呟く。
- 職場の懇親会で事前に意見を募った際は無回答だった同僚が、会が終了した後に「もう少しアクセスの良い場所が良かった」と感想を述べる。
- 旅行の宿泊先を「任せる」と言っていた友人が、現地に到着してから「部屋から海が見えればもっと良かった」と希望を口にする。
- デザインの方向性を確認した段階では異論がなかった担当者が、完成間近になってから「やっぱり別のパターンのほうが良かった」と変更を希望する。
気になるところ
事前の合意形成が無に帰すことで、準備や調整を行った側の善意が報われない気持ちになり、その後の関係において自発的な提案がしづらくなる点にあります。
つきあい方
「何でもいい」と言われた段階でいくつかの具体的な選択肢を絞って提示し、事前に小さく合意を積み重ねることで、事後の意見のズレを防ぎやすくなります。
観測レベル
★★★