ミュツェハラ
概要
会話の途中で相手の意見を肯定しつつ、その直後に必ず「無自覚な修正」を加えて話を転換させる振る舞いを指す。対話の主体を少しずつ自分のペースへ引き戻していく、無意識的なコミュニケーションの癖のことである。
よくある場面
- 「その考え方は分かります」と同意した直後、「ただ、今の状況だと別の視点が必要ですね」と別の話題を広げられる。
- 相談に対して「それは大変でしたね」と寄り添うが、間髪入れずに「自分ならこう対処する」という自身の成功談に接続される。
- 相槌を打ちながら話を聞いている最中に、相手の言葉の端を捉えて「あ、それと似た話があるんですけど」と主導権を移される。
気になるところ
受け手は自分の話が遮られたようにも感じられ、次第に本題から遠ざかっているような気まずい感覚を抱くことがある。相互のテンポが噛み合わないまま、なんとなくモヤモヤとした後味だけが残るのが特徴である。
つきあい方
相手が話を広げたがっていることに気づいた際、あえて一度その話題に乗り、落ち着いたタイミングで「先ほどの件ですが」と穏やかに本題へ戻すと円滑に進む。過度に反応せず、一定の距離感を保った聞き役に徹するのも一つの手である。
観測レベル
★★★