ダヤハラ
概要
相手の食事や嗜好に対して、無意識のうちに「自分も好きだ」「自分もよく知っている」と同意を重ねることで、会話の主導権を少しずつ奪ってしまうコミュニケーションの傾向を指します。悪気はないものの、相手の体験や発見を自分のものとして取り込んでしまう心理的な距離感の詰め方を意味します。
よくある場面
- おすすめの店を教えた際、すぐに「あそこ美味しいよね、私もこの前行ったよ」と被せ気味に返される。
- マイナーな趣味の話をした時に、詳しくもないのに「それ、私も結構好きでよく知ってる」と話を広げられる。
- 自分が選んだ飲み物やメニューを見て、「あ、それいいよね。私もそれ頼もうと思ってたんだ」と選択を真似される。
- 相手が語った苦労話に対して、「わかる、私もそれ経験ある」と自分のエピソードを即座に重ねてくる。
気になるところ
せっかくの個人的な発見や思い入れが、共有された途端に自分のものから二人のものへと均一化されてしまう感覚が残ります。そのため、話をしていてもどこか自分の体験が薄まっていくような物足りなさを覚えることがあります。
つきあい方
あえて「今回初めて試したばかりで詳しくなくて」といった謙虚な前置きを添えると、相手も無理に合わせる必要がなくなり、落ち着いた会話が楽しめます。また、相手が話を重ねてきた時は「詳しくて頼りになる」と認めつつ、さらっと別の話題へ移行するのが自然です。
観測レベル
★★★