バツァハラ
概要
会話の途中で相手の主張を一度は受け入れる素振りを見せながら、直後に必ず「バツ(否定)」を突きつけてから、「ハラ(腹の底)」にある本音を被せてくる対話の癖を指す。対話のラリーを意図的に遮断し、議論の主導権を自分の懐に引き戻そうとする一連の行動パターンである。
よくある場面
- 会議で部下の提案を聞いた直後、「なるほど、それはいいですね。ただ、現実的には厳しいでしょう」と即座に切り捨てる上司の返答。
- 友人が好みを語った際に「確かにそれは流行ってるね。でも、個人的にはあまり趣味じゃないんだよね」と会話の腰を折る瞬間。
- 相槌を打つ回数よりも、反対意見や個人的な不満を差し込む回数の方が多い長電話。
- 「否定するつもりはないんだけど」という前置きが、結果として相手の意見を全否定するためのクッションになっている日常会話。
気になるところ
論理的な対話ではなく、相手の出方を封じるような空気感が作られるため、話をする側が徐々に口をつぐんでしまう心理的な閉塞感が生じます。
つきあい方
相手の「バツ」は個人の好みの表明に過ぎないと割り切り、深追いせず「なるほど、別の視点ですね」と軽く受け流すのが適当です。
観測レベル
★★★