ワシハラ
概要
「ワシハラ」とは、会話の中で一人称を「ワシ」と称する人物が、自身の過去の経験談やこだわりを親しげに語り続けることで、聞き手に同調をそれとなく求めてしまう状況を指します。悪気のないフランクな態度である一方、聞き手側が自分の話を切り出しにくくなるなど、微妙なコミュニケーションの偏りを生み出すことがあります。
よくある場面
- 「ワシの若い頃はもっとシンプルだった」と、新しいツールの導入に対して個人的な懐古談を語り始める。
- 雑談の最中に「ワシに言わせれば、それはね」と、いつの間にか相手の相談事を自分の武勇伝にすり替えてしまう。
- 距離を縮めるために「ワシら世代はさ」と主語を大きくして、世代間の共通認識として同意を求めてくる。
気になるところ
語り手自身に悪意がないため指摘しづらく、聞き手が笑顔で相槌を打ち続けるうちに静かに疲弊してしまう点が挙げられます。親しみやすさの演出が裏目に出て、対等な意見交換がしにくくなる空気感が生じることもあります。
つきあい方
「〇〇さんの場合はそうだったんですね」と一度受け止めつつ、すぐに「現在の状況」へ話題を移行させるのがスムーズです。相手のキャラクターを否定せず、会話の主導権を自然に分散させる工夫が有効です。
観測レベル
★★★