タンハラ
概要
会話において主語や具体的な動詞を省略し、「あれ」や「お茶」といった単語のみで用件を伝えて相手に意図を察させようとする態度を指します。言葉を受け取る側に文脈を読み解く負担をかける、日常のコミュニケーションにおける小さなすれ違いを表す言葉です。
よくある場面
- オフィスで上司が「昨日のデータ」とだけ言い、こちらが先回りして何をすべきか推測するのを待っている場面。
- 家庭内でパートナーから「テレビ」とだけ声をかけられ、リモコンを渡すべきか音量を下げるべきか判断に迷う場面。
- 会議中に「これ、どう?」と具体的な論点を省いたまま資料を提示され、何を求められているのか返答に窮する場面。
- メッセージアプリで「明日」という一言だけが送られてきて、予定の確認なのか変更の打診なのか測りかねる場面。
気になるところ
言葉が省略されすぎているため、相手の意図を誤解して対応してしまい、後から手戻りが発生するという小さな精神的負担が生じます。また、「察して当然」という無言のプレッシャーにより、関係性に緩やかな気まずさが漂う原因になります。
つきあい方
「〜のことでしょうか?」とあえて具体的な言葉で聞き返し、相手に不足している情報を補ってもらうよう促すのが効果的です。お互いに主語と述語を少し意識するよう、穏やかに会話のキャッチボールを整えていくのが望ましいでしょう。
観測レベル
★★★