ラシハラ
概要
「ラシハラ(らしさ・ハラスメント)」とは、周囲が抱く「その人らしさ」や特定の役割のイメージを、親しみや期待を込めて本人に押し付けてしまう振る舞いのことです。「あなたらしくない」や「〇〇さんらしいね」といった何気ない一言が、相手の行動や選択を静かに縛ってしまう状況を指します。
よくある場面
- 少し疲れて静かにしている時に、「いつも元気な〇〇さんらしくないよ」と心配され、無理に明るく振る舞わざるを得なくなる場面。
- 新しい趣味を始めたり普段と違う服を着たりした際に、「それ、キャラじゃないよね」と苦笑い交じりに言われる場面。
- 職場の役割において、「若手らしく、もっと勢いのある意見を出してほしい」と、具体的な内容ではなく属性に沿った態度を求められる場面。
- 「〇〇さんならこれ好きでしょ」と、過去の印象だけで仕事の進め方や好みを決めつけられてしまう場面。
気になるところ
発言側に悪意や敵対心がなく、むしろ好意や親しみから発せられることが多いため、言われた側が違和感を表明しにくい点にあります。期待に応えようとするあまり、自分の変化や新しい試みを気まずく感じてしまう原因になります。
つきあい方
「実は最近、こういうのにもハマっているんです」と変化を軽い雑談に変えてしまったり、「そう見えますか」と深く捉えずに受け流したりするのが効果的です。相手の言葉を自分の定義とせず、その時の気分や変化を優先する姿勢が穏やかな解決につながります。
観測レベル
★★★