オボハラ
概要
会話の途中で相手の言動を先回りし、期待値や常識というフィルターを通した反応を過剰に重ねる振る舞いを指す。相互の認識をすり合わせるはずの対話が、一方的な確認作業のように停滞する状況を象徴している。
よくある場面
- 部下が報告しようとした内容を、上司が「たぶんこういうことだよね」と途中で遮り、自分の想定する結論に誘導する。
- 食事の注文時、友人が「これなら無難だよね」と、相手の好みを聞く前にメニューの正解を決めつけてくる。
- 新しいアイデアを話した際に、「それは前にも検討したけど無理だった」と、過去の記憶に基づく判断を先行させられる。
- 悩みを打ち明けた際、相手が「それって結局こういうことでしょう」と、こちらが整理しきれていない感情を先回りして言語化する。
気になるところ
対話の過程で自分の本音や検討の余地が削ぎ落とされる感覚が残り、結果として相手とのコミュニケーションに少しずつ気疲れが蓄積していく。
つきあい方
あえて結論を急がず「それは面白い視点ですね」と一旦受け止めつつ、自分の考えを少しずつ付け足すように対話を重ねるのが程よい。
観測レベル
★★★