ホオハラ
概要
「〜のほう」「こちらのほう」といった言葉を不必要に多用し、会話の論点や責任の所在を曖昧にしてしまうコミュニケーションの傾向のことです。丁寧なニュアンスを持たせようとするあまり、かえって指示や意図がぼやけて相手を困惑させてしまう状況を指します。
よくある場面
- 「提出物のほうは、書類のほうをこちらのほうへお願いします」と、一つの指示の中に「ほう」が重複して要点が伝わりにくい場面。
- 「スケジュールのほう、確認のほうはよろしかったでしょうか」と、具体的な期限や段取りをあいまいに濁される場面。
- 「企画のほうは、良いほうだと思います」と、主観的な感想なのか正式な決定なのか判断に迷う言い方をされる場面。
気になるところ
一見すると丁寧で柔らかい表現に聞こえますが、多用されると会話の焦点がぼやけ、相手に意図を汲み取る負担をかけてしまいます。また、責任の所在を意図的にうやむやにされているような、小さな気まずさを生むことがあります。
つきあい方
相手の発言に対して「では、書類を提出すれば良いですね」と、具体的な名詞を使ってシンプルに復唱するのがスマートです。角を立てずに、自然な形で情報を整理することができます。
観測レベル
★★★