15649 / 19321

ヘテハラ

概要

「自分もかつて同じプロセスを経てきた」という自負から、相手の現在の悩みや状況をすべて自分の過去のパターンに当てはめて語ってしまう振る舞い。相手への共感を装いつつも、結果的に自分の苦労話や古い経験則の押し付けになってしまうコミュニケーションのズレを指す。

よくある場面

  • 後輩が業務の進め方で悩んでいる時に、「私もその段階を経て今があるから」とだけ言い、具体的な解決策を教えずに会話を終わらせる。
  • 新しく始めた趣味の苦労を語った際、「誰もがそのステップを経て、ようやく一人前になれるんだよ」と、上から目線で諭される。
  • 転職や引越しなどの転機について話すと、「そういう時期を経て人は強くなる」と、画一的な成長ストーリーに当てはめられる。

気になるところ

相談した側にとっては、今直面している個別の問題を見てほしいだけなのに、「よくある通過点」として片付けられてしまう寂しさがある。また、相手の「経験者」としての自負を傷つけまいと、それ以上の本音を話しづらくなる気まずさが生じる。

つきあい方

相手は親切心や共感のつもりで語っていることが多いため、一度その経験談を受け止めた上で、「当時はどうやって乗り越えたんですか?」と具体的なアドバイスに話を誘導するのが自然である。

観測レベル

★★★