ビュサハラ
概要
会話の途中で相手の意見を肯定しつつ、直後に自身の経験談へと巧みに話をすり替える対人コミュニケーションの傾向を指す。悪意はなくとも、相手の話題が自身の主導するエピソードに置き換わってしまう現象である。
よくある場面
- 部下が仕事の悩みを打ち明けた際、上司が「わかる、自分も若い頃に同じような失敗をしてね」と過去の自慢話に移行する。
- 友人が最近の旅行の楽しさを語っている最中に、「それなら以前自分が行った場所の方がもっと景色が良かった」と感想を上書きされる。
- 体調不良について伝えた直後、相手が「自分も先日ひどい風邪をひいて大変だった」と、より重い症状のエピソードを並べ始める。
気になるところ
自身の言葉が話題の切り出し役としてしか扱われていないように感じられ、会話を通じた相互理解が停滞してしまう点が少し寂しく感じられる。
つきあい方
相手の話に一通り耳を傾けたのち、あえて「なるほど」と短く区切り、意識的に話題を元のテーマへ引き戻すのが穏やかな調整となる。
観測レベル
★★★